読み書き

本を読んで、血となり肉となるようなことがありました。ものを書いて、いろんな人との出逢いがありました。

「二十歳の原点」

大学とは何だったのか

「二十歳の原点序章」を読み始めた。立命館大学に入った高野さんが、部落問題研究部に入ったところ。 ここ奈良にも、何やら「部落差別」の場所があるらしいが、特に知りたいとは思わない。そんなの意識することが差別になると思うし、どこで生まれ育とうが、…

高野悦子が生きていたら

「二十歳の原点」を何年ぶりかで読む。1969年に、鉄道自殺した女子大生の日記。全共闘、民青、いわゆる学生運動の時代の、息吹のようなものは、とても感じる。その日々のこと、誰かを好きになったこと、自分とは何かということも、克明に描いていると思う。…

「二十歳の原点」

ほんとに久しぶりに読んだ。 最後の詩は、美しいと思った。図らずも、泣いてしまった。寝床で読み終えて、余韻の興奮にうまく眠れず、やはり高野さんが死んでしまったことが悔しく、哀しく、怒りが込み上げてきた。悔しさは、何に対してか? 怒りは、何に向…